森  敏 幸
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 全国精神障害者社会福祉事業者ネットワーク(略称:全精福祉ネット)が平成21年9 月に活動を開始してから7年余りが経過しました。  この間、障害者自立支援法から障害者総合支援法への移行、障害者差別解消法の成立、障害者権利条約の批准、改正精神保健福祉法の施行、平成28年1月には「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」が立ち上がり、今後の地域精神保健医療体制について検討が進められるなど、精神障がい者を取り巻く環境は、大きな転換期を迎えつつあります。
 一方では、精神障がい者の福祉事業者で構成される全国組織はかつての痛ましく辛い経験から未だ脱し切れず、混沌とした状況にあり、精神障がい者の福祉を推進する全国の福祉事業者の声を国の政策に反映するには、まだまだ十分な活動と成り得ていない現状があります。
 社会福祉事業に関わる私たち共通の願いは、障害者総合支援法の目的に新たに加えられたように、この国で暮らす精神障がいのある人々が、「基本的人権を享有する個人としての尊厳にふさわしい日常生活又は社会生活を営むことができる」よう支援していくことです。そのためには、それぞれに活動する地域の法人や団体組織、あるいは運営形態や事業種別の違いを超えた事業者の相互連携による力が極めて重要であり、これまで以上に協力し合うことが求められています。
 こうした理由から、全国の精神保健福祉事業者相互のネットワーク組織を立ち上げ、現在までの活動に至っています。全国の多くの仲間が結集し、当事者の方々の声や私たち支援者の思いを国や地域社会に届けることにより制度政策の改善が実現できるものと考えています。
 当会の活動が社会に広く認知され、精神保健福祉領域において社会的な役割が担える全国組織として成長できるよう努めていく所存です。
 全国の精神障がい者の社会福祉事業に従事する皆様、是非この「全精福祉ネット」の活動にご理解を賜り、力を結集して頂きますようお願い致します。